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シックハウス体験談

私の恐ろしい新築病の体験をお話しします。

シックハウス条件整う

  震災の3年前の6月頃に、知り合いが建築したマンション(伊丹市)に移りました。

  その頃はまだ独身で、それも原因の大きな要素のひとつだったのです。今思えばシックハウスになる条件が、最悪の状態で揃っていました。

  新建材だらけの部屋を、閉め切って出かけることで、昼間の温度が上がるにつれて、化学物質もたくさんでます。有害なホルムアルデヒドなどで充満した部屋に、夕方帰宅し、外のほうが暑いので、窓を開けずにエアコンをつけていたのです。

症状の始まり

  他にアレルギーなど無い私でしたが、数日で異常が感じられました。

  まず、軽い頭痛と喉の痛みからはじまりました。風邪でも引いたのかなと思い、早めに寝ていましたが、さらに日がたつにつれて、頭痛は重くなり、喉の奥が痛むように感じられました。

  そして、夜中激しい寝汗をかくようになり、微熱の割りに滝のような汗が噴き出してきたのです。

  しかし、仕事が忙しく休めない状態でしたが、不思議なことに昼近くになると気分もよくなっていったのです。

医者通いの日々

  これらの症状から自分なりに考えて、結核ではないかと思い、内科に行きました。レントゲンの写真を見ながら医者もふしぎそうな顔をしていました。風邪薬をもらい様子をみることにしましたが、少しも良くなりません。血液検査も異常なしとのことで、耳鼻科を受診するよう勧められました。

  耳鼻科で喉が炎症を起こしていると言われ、吸引治療を受けました。

  すると、喉の痛みがましになったので、これで治るかと思い1ヶ月通いましたが、夜中の頭痛や寝汗はあまり改善されません。喉も奥のほうの痛みは治らず。強い抗生物質も処方されましたが、治りませんでした。

  最後はアレルギー専門の有名な医院にもかかりました。いろいろな抗体検査を受けましたが、原因はわかりません。漢方薬をもらい様子をみてみることに・・・。

しだいに落ち着き、ふと思う

  少しは薬が効いたのか体がなれたのか激しい症状はだんだんましになっていきました。 その頃には夏も過ぎ朝夕は涼しくなり、窓を開け、エアコンをつけずに生活できていました。喉の痛みは長く続きましたが、冬前には直りました。

  シックハウス、新築病など言葉も知られていない頃のことですから、わけもわからない苦しい日々でした。

  秋になりよくなった要因は、化学物質の放散がピークを過ぎたことや、窓を開けて汚染された空気が換気されたためだと後から思いました。

  新築間もない家、夏の熱い部屋と化学物質の最大放散期、戸締りのため締め切った部屋、そこへ帰って寝る私、病気だから外にもあまり出ない。

  これだけの悪条件のなか、仕事のため昼は外に居たことや、それほど過敏な体質でなかったことで、重症にならずにすんだのだと思います。

新築病症候群

  次の年の春頃だったと思うのですが、新聞か雑誌で新築病症候群と言う記事を見つけました。大阪の茨木市の歯医者さんの話でした。

  新築の住居兼診療所に引っ越してから、家族全員が原因不明の病気にかかり、いろいろ調べられた結果、新建材から放散される有害な化学物質(主にホルムアルデヒド)が原因である事をつきとめられ、建築業者に改善を求められているとのことでした。

  この記事を読んで、わたしもこの病気だと確信しました。その症状や経過が全く同じだったのです。

  しかし、だいぶ重症のようで、仕事や生活に大変な支障をきたしておられるようでした。

後遺症を残す今の生活

  私もあれ以来、新築の家や店舗(商品から化学物質が出ている場合も)に20分以上居ると、頭痛を感じるようになり、10年以上たっても直りません。それが正常なのかも知れません。

  あれから12年、学校や幼稚園でシックハウスが問題となり、国もようやくその重要性に気づいて化学物質の放散量と室内の換気(24時間)に基準を設けました。

  しかし、それは新築の場合でリフォームや家に置く家具には適用されません。

  ですから、なるべく窓を開け、きれいな空気の状態で生活したり、匂いのきつい店舗に長居しないなど、気をつけることが大切です(特に子供については)

  このように、インスタント食品、新建材、電磁波、新しく便利なものが少しずつ私たちの、元気を奪っているような気がします。 もし、それを排除できれば10年、いや5年は長く元気に生活できるような気がします。

 どうか新築病症候群になる前に、お気軽にご相談ください。